鯉のぼりの歌詞1番・2番・3番全文と歌詞の意味「いらかの波」と「屋根より高い」を歌おう!

童謡『こいぼのり』には2曲が存在します。いらかの波~~から始まる鯉のぼりの歌を2番や3番まで歌える方は少ないのではないでしょうか?

鯉のぼりの歌と聞くと、最初に思い浮かべるのは『屋根より高い、こいのぼり』からはじまる方ですですよね?

しかし童謡こいのぼりにはもう1つあります、『甍(いらか)の波と 雲の波』から始まる方は題名を『鯉のぼり』といいます。

この曲は文語調で書かれているためか、今ではあまり歌われなくなった歌なんです。

今回は、そんな『鯉のぼり』の歌詞の全文と歌詞の持つ意味、歴史について調査していきます!

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鯉のぼりの歌詞全文(いらかの波と)歌詞の意味

1913年(大正2年)「尋常小学唱歌 五学年用」に初めて掲載された「鯉のぼり」は、文部省唱歌として歌われてきました。
作詞者は不明、作曲者は弘田龍太郎だとされています。
歌詞は、鯉が滝を上って竜になる中国の伝説「登竜門」が元になっているといわれ、男の子が「こいのぼりのように雄大な姿に成長するように」という立身出世の願いが込められています。

ここからは、鯉のぼりの歌詞全文と歌詞の意味を解説していきます。

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鯉のぼりの歌詞1番・2番・3番全文

まずは、鯉のぼりの歌詞1番・2番・3番の全文を紹介します。

1番の歌詞

甍(いらか)の波と 雲の波
重なる波の 中空(なかぞら)を
橘(たちばな)かおる 朝風に
高く泳ぐや 鯉のぼり

いらかなみ と くものなみ

かさなる なみの なかぞらを

たちばな かおる あさかぜに

たかくおよぐや こいのぼり

2番の歌詞

開ける広き 其の口に
舟をも呑(の)まん 様見えて
ゆたかに振(ふる)う 尾鰭(おひれ)には
物に動ぜぬ姿あり

ひらける ひろき そののくちに

ふねをも のまん さまみえて


ゆたかに ふるう おひれ には


ものにどうぜぬ すがたあり

3番の歌詞

百瀬(ももせ)の滝を 登りなば
忽(たちま)ち竜に なりぬべき
わが身に似よや 男子(おのこご)と
空に躍るや 鯉のぼり

ももせ のたきを のぼりなば

たちま ちたきに なりぬべき


わがみに によや おのこご と


そらに おどるや こいのぼり
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鯉のぼりの歌の歌詞の意味は?

次に歌詞の意味を紹介していきます。

鯉のぼりの歌詞は、黒の真鯉を父親、小さい緋鯉を子どもに見立て、男の子に鯉のように雄大に育って欲しいという願いが込められています。

1番の歌詞の意味

瓦屋根が波のように重なり、雲の波のようだ

 

 

 

 

その重なっている瓦の波と雲の波の間の空に

橘の花の香る朝の風に吹かれ

 

 

 

 

鯉のぼりが高く泳いでいる

 

 

 

 

※甍(いらか)の意味:瓦葺きの屋根

※橘かおるの橘はみかんの仲間です

2番の歌詞意味

開いているその大きな口は

船をもさえ飲み込んでしまいそうで

ゆったりと豊かに振っている尾ひれには

物に動じない堂々とした姿がある

3番の歌詞の意味

浅く流れの早い急流が継ぐく滝を登り切れば

 

 

 

 

 

たちまち龍に変わる

 

 

 

 

 

「そのような私になりなさい男の子よ」と

鯉のぼりが空で踊っている

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鯉のぼりの歌におかあさんが出てこないのはなぜ?

鯉のぼりの歌におかあさんが出てこないのはなぜなのでしょうか?

調査した結果、鯉のぼりは『男の子のお祝い事』だからと言われています。

男子の立身出世を歌った歌で、作られたのが大正時代という時代背景もあるのかもしれませんね。

確かに、男の子へ向けての歌の歌詞だったり、男の子の行事だからこそ、おかあさんが出てこないのかもしれませんね!

鯉のぼりの歌はいつの時代に作られた

鯉のぼりは、1913年(大正2年)の『尋常小学唱歌 五学年用』に初めて掲載され文部省唱歌として歌われました!

鯉のぼりの歌の作者はだれ?

鯉のぼりの歌の作者は、作詞は不明で作曲は弘田龍太郎さんです。

弘田龍太郎さんが、東京音楽学校在学中に作った曲のようで、他にも有名な曲をいくつも作曲しています。

鯉のぼりの歌のYouTube

鯉のぼりの歌のYouTubeは、2023年4月現在も上がっており、倍賞千恵子さんが歌っています。

鯉のぼりの情緒を感じさせる透き通る声でそんな歌でした!

鯉のぼりの歌の歌い方は?

鯉のぼりの歌の歌い方は、初めに力強く後は抑えると抑揚がありいいですよ!

また、ゆったりおおらかに歌うことで、聞き手に情緒を感じさせることができます。

気持ちを込めて、大きく歌うのがコツです!

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こいのぼりの歌詞(屋根より高い)

童謡こいのぼり「屋根より高い~」で始まる歌詞かこちらです。

「こいのぼり」 作詞:近藤宮子/ 作曲:不明

1番の歌詞

やねより たかい こいのぼり
おおきい まごいは おとうさん
ちいさい ひごいは こどもたち
おもしろそうに およいでる

2番の歌詞

やねより たかい こいのぼり

おおきい ひごいは おかあさん

ちいさい まごいは こどもたち

おもしろそうに およいでる

2番の歌詞にはお母さんが登場しますね

3番の歌詞

5がつの かぜに こいのぼり
めだまを ピカピカ ひからせて
おびれを くるくる おどらせて
あかるい そらを およいでる
3番の歌詞は、比較的最近に新たに付け加えられたとされています。

童謡こいのぼりの作者は作詞は近藤宮子、作曲は不明

1931年(昭和6年)12月に刊行された『エホンショウカ ハルノマキ』で初めて紹介されました。

佐久市の近藤京さんは童謡チューリップの作詞者としても知られています。

「こいのぼり」は、イタリアの国際児童歌唱コンクールの出場曲に選ばれ、日本人出場者によって歌われたことがあります。

2007年に文化庁主催の「日本の歌百選」に選ばれるなど、日本を代表する童謡 です。

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鯉のぼりの歌詞と歌詞の意味まとめ

今回は鯉のぼりの歌詞と意味について調査していきました。

端午の節句に飾られる鯉のぼりの歌には2種類あって意味は男の子が言うのように立派に成長してくれるようにという願いが込められています。

そんな鯉のぼりの歌の意味歌詞のを知って歌うと、お子さんに元気に育って欲しいという親心にジンと来るものがありますね。

また、『鯉のぼり』と『こいのぼり』を聞き比べてみるのも楽しいと思います。

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